googleさんが、福岡で勉強会というかセミナーを開催してくださるというので、
参加してきましました。内容はアドセンスという運営サイトに広告配信する仕組み。

googleさんが、福岡まで来てくれるってことってなかなかなくて、
情報を見つけたときは、即申し込みを行いました。

記事下に地図リンク、付近の飲食店情報を掲載しています


会場

会場は、ここ(福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター).

そうか。。。福岡ってRubyが誕生した街なんですよね。
プログラムを書いたりする人で、優秀な人たちがたくさんいると聞いています。
自分が住んでいるところなのに、まったく知らないです。

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会場は、パソコンが用意されていました。
アンケートフォームなどはここに入っていて、ここからセミナーの感想などを入力します。基本的に撮影はNGとのことでしたので、写真はこの一枚だけ。

お話の内容は大きく2つに分かれていました。
一つは、最適化のお話。
もう一つは、ポリシーに関するお話

 

最適化について

広告を配信する上で最適化はやはり大きな関心事になると思います。
ただし、健全に。

ネットユーザーは、情報を探しておられます。
ユーザーに有益な情報を届ける。広告もその一つであるということ。
したがって、あくまでも、ユーザーさんが興味関心から、広告主さまのページに移動する仕組みでなければならない。
これは、google広告に限らず、ほかの広告でも同じですよね。

まず、これは基本的なスタンス。
その上で。。。

 

広告収益の仕組み

収益=表示回数×クリック率×クリック単価

・表示回数を増やすというのは大変かもしれない。ただし、最近はスマートフォンの急速な普及から、スマホ対応したサイトがよくなってきている印象を受けている。

・そこでクリック率やクリック単価に着目した時、次のようなことがおすすめとのことで提案をされていました。

 

掲載位置の最適化

アドセンス広告を配置する一番のおすすめは、メインコンテンツの記事直下だそうです。これは、日本で特に顕著な傾向にあるそうで、欧米などではここよりもむしろ、
サイトの上部やサイドバーの上のほうが、ユーザーがご覧になる確率が多いそうです。

ただし、動画サイトやゲームサイトでは、サイドバーのほうがむしろ効果的と考えているのこと。
これは、ユーザーさんが画面を縮小して、ご覧になるからではないか。。。とのこと。

 

広告のサイズと中身

300×250、336×280、728×90、160×600 の順におすすめだそうです。(アドセンスのヘルプページ参照)
この順に「広告の在庫が多い」とおっしゃっていました。

これは、サイトにアドセンスを掲載されている方なら、実感があることだと思います。

 

ほかにも・・・

ほかにも、googleアナリティクスを利用して分析を行うことなどのお話がありました。

管理人は個人的に質問して、検索ボックスでの提案を頂きました。ありがとうございます。

 

ポリシーについて

ポリシーに関しては、会場のみなさんからの質問もたくさん出ていました。
やはり関心が多い内容ですよね。突然のアカウント停止などは、本当によく聞く話です。

 

まず、ポリシーの根本を確認

場当たり的な対応をするのではなく、ポリシーの根本を理解してくださいとのこと。
会場では、小冊子が配布されました。この内容は、ぜひシェアをしたほうがいいと思うので、
写真で掲載しておきます。

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(クリックで拡大可)

 

広告主さまの気持ちになって

広告料金は、広告主さまがお支払いただけることで発生します。
広告主さまにとって、一番理想とされているのは、ユーザーさんが価値があると考える情報サイトに、
広告を掲載し、関連した商品やサービスを興味を持たれたお客様が、クリックしていだける。という流れだと考えられます。

この流れにのらない方法で、広告に誘導されるとしたら、広告主さまにとっては、無駄な広告料金が発生するだけ。
ひいては、アドセンスへの信頼が損なわれる。そしてサイト運営者への信頼も損なわれるということになるとのこと。

 

警告への対応、違法なクリック対応など

基本的に警告メールには、何がよくないのか、書かれているはずとのこと。
(ただし、アダルトなどの性的なコンテンツがある場合は、この限りではないとおっしゃってたと思います。)

その時に、場当たり的な対応をするのではなく、その意味をくみ取って根本から改善するようにしてほしいとのこと。

あえて違法なクリックをしてくるようなユーザーがいるような場合、報告するフォームがあるので、そちらから報告してほしいとのこと。(参考:プログラムポリシーに関するFAQ

その場合は落ち着いて、本当にそれが報告する内容か確認して。
テレビ番組情報などで、一時的に表示回数が上がっていないか?など。

さらに、内容についてもよく把握して。
例えば、

このIPアドレスからの(悪意ある)無効なクリックが多いので、遮断しましたとか、
ある国からだったら、そこも遮断したとか、しっかり分析と対策ができていればgoogl側も安心とのこと

 

アダルトなど性的描写には特に厳しい

講演の中で一番注意されたのは、この点だったと思います。特に厳しく見ているとのこと。
18歳未満の画像やイラスト(そういう描写のある)ものはアウト。

意外というか、見落としがちなのが、ブログのコメント欄やapi(逆アクセスランキング)などで、
掲載されている情報でも厳しく見ているそうです。

また、アダルトでなくても著作権侵害はもちろんだめ。
落とし穴のケースとして、動画リンクを張り付けていたけど、それが著作権侵害として、
配信停止になっている場合は、警告の対象となるとのことでした。

あと、興味深かったケースは、総合通販サイトを運営されているお客様(楽天さんのようなイメージ)の例で、
出店主さんがアダルト的な商品を出品されて警告を受けているケースがあったそうです。
そこで、「秘密」というカテゴリーを作って、アダルト商品はこの中に全部入れて、
ここにはアドセンスは貼らないようにしたところ、警告を受けなくなったとのこと。
全般的には、しっかりしたサイトの作りで、もちろんアダルトが主体でないことが前提ですが、こういうやり方もあるんだなと勉強になりました。

 

三方よし→四方よし

広告をサイトに掲載する場合、三方良しという考え方を持っていました。
これは、お客様(ユーザー)良し、広告主さま良し、自分良し。であれば、
三方が喜ばれるので、これは皆が喜べるだろうと。。。すなわち、いい広告であると

しかし、これだけではだめだと感じました。
googleさんが何を言ってるかを、警告やアナウンスも含めて、その理解を進めていくことが大事と言えるでしょう。