福岡県の筑豊地方、飯塚市の中心地を流れる遠賀川。
その川にかかる。また、中心地である芳雄橋。
ここで、テレビカメラを持った何人かの人がが何かを撮影していました。
たぶん、この風景を撮影したかったんだと思います。
記事下に地図リンク、付近の飲食店情報を掲載しています
筑豊のシンボル 筑豊富士
あまり、高くはない山だけど、3つに並んだその山と、
遠賀川とのコントラストの美しさから、筑豊富士と呼ばれているのだと思います。(筑穂富士の地図は記事末に掲載しています)
地元の人にとっては、なんでもない景色ですが、
しばらく飯塚や筑豊を離れている人にとっては、川もあるし、郷愁をそそる景色かもしれないので、
芳雄橋から撮影した写真を掲載します。
この橋も、数年前新しく補強工事がされたんです。
ぼた山
この山(筑豊富士)は、実はぼた山です。
ぼた山って分かりますか?石炭を掘った時に、一緒に出るじゃりや土などを積み上げてできた山です。
だから、昔から地図に載るような由緒正しい山ではありません。
八幡製鉄所が近いこの地域は、その昔、石炭産業で栄えた地域です。
その名残として、この山はあります。
今では、その砂利や土に草や木が生えて、当時の面影はだいぶなくなっていますが・・・。
管理人は知らなかったのですが、炭鉱で働いていたみなさんの労働環境は、
それはそれは劣悪ななものだったんですね。
ネットで、ちょっと調べるとすごい話がいっぱい出てきます。
今や、郷愁をそそる単なる風景にしか見えないこの山も、
その昔、この地で働いてたみなさんにとっては、複雑な思いで見ていた山なのかもしれません。
ネロ ボタニカ
今は、この地域のシンボリックな山になっている・・・というお話を2つ。
一つは、この「ネロ ボタニカ」。商業施設です。
最初は、ピラミッドかな?と思ったんですが、これは「ボタニカ」の名前のように、
目の前の ぼた山をシンボルに作られた施設です。
中には雑貨屋さんとか、ちょっと高級なお鮨屋さん、カフェダイニング、もつ鍋屋さんなどが入っています。
八木山バイパスから田川に抜ける幹線道路沿いにあり、
今やちょっとした観光名所です。
さかえ屋の筑豊富士
以前、さかえ屋さんの本店をご紹介したと思います。
さかえ屋のなんばん往来を食べてみた。体験感想口コミ情報
そのさかえ屋さんで、「筑豊富士」なるケーキがあります。
普通においしいチョコレートケーキです。
でも、お菓子になるというのは、愛されているシンボリックなもの。
という最たる象徴だと思います。