高松市、栗林公園に行ってみました。タクシー運転手さんも自慢する地元の名勝。
記事下に地図リンク、付近の飲食店情報を掲載しています
付近の駐車場は結構高い
付近の駐車場は意外に高いです。25分100円など。。。2時間で500円ぐらい。そんな短い時間では見て回れないほど庭園は大きいので、ちょっとぐるっと回って探したところ、ここの駐車場(google mapsリンク)が比較的近くて安かったです。60分100円。
年月をかけて作られた贅沢な庭園
入場料は一人410円でした。中には大きな池がいくつかあって船に乗れたり、お茶室があって入ったりできますが、それは別料金です。ボランティアだと思うんですが、ガイドさんがついてくれました。かなりの情報量だったんですが、さすがに覚えきれなかったので、記憶に残っているところだけ書きます。
園内は、めちゃくちゃ広いです。代々この地を治めてきた領主が大切にし、少しずつ広げていったとのこと。本気で全部見ようと思ったら1日がかりだと思います。管理人は、南庭と言われる部分、矢印のルートで周りました。
商工奨励館、上に上がってみると庭園全体が見渡せるとのことです。香川県の特産品の展示即売や、製作実演が行われているとのこと。
御手植松(おてうえまつ)、大正天皇がお見えになっとき植えられた松とのこと。昭和天皇が皇太子時代に植えられた松もあったそうですが、雷にあって残念ながら今はないそうです。
鶴亀松。石の亀の上に鶴が乗っているように松が生えている様子からとのこと。
この松は触れてもいいと言うので、手のひらで触ってみました。松にもいろいろあって、葉っぱが硬くてチクチクするもの、柔らかいモノなど庭園にも種類があるそうです。
これは箱松・屏風松 見どころマップ | 特別名勝 栗林公園によると、
南側の背丈の低い松が箱松、北側の背丈の高い松が屏風松といいます。箱のような形をしていることからそう呼ばれています。この木の形は栗林公園独特のもので、300年以上にわたる手入れの積み重ねによってこのような枝振りが保たれています
珍しい獅子の石として紹介されました。
2代藩主頼常(よりつね)公の時代に、難民救済策として、めずらしい石や木を持ってこさせ、持ってきた者に食料などを与えたといわれています。
日暮亭 ひぐらしてい。この日は平日だったので閉まってました。
赤壁。あの三国志の赤壁がモチーフ。人工的に作られたものだそうです。
この滝も人工の滝。昔は、人が桶で水を汲んで上から流してたそうですが、今はポンプでくみ上げているとのこと。日没と同時に停めているそうです。
日本庭園には、ちょっと似つかわしくないとも思える南国のソテツ。
南国の木であるソテツ40株あまりが群生しています。鳳尾塢は、木の形状が、鳳凰が羽根を広げた姿に似ているところから名付けられたものです。薩摩藩の藩主である島津家から贈られたソテツで、樹齢300年以上と思われます。1962年(昭和37年)に香川県の天然記念物に指定されています。
掬月亭 きくげつてい。大正天皇が大変気に入られて3泊ほどされた。。。と言ってたと思います。ここが中心なので、木や石などの作りは周りが低くなっていて、座った時の殿様の目線に合わせているそうです。
歴代の藩主が使用した茶室で、江戸時代は「大茶屋」といわれていました。玄関を持たず、どこからでも出入りできるように、いろいろなところに沓脱石(くつぬぎいし)が置かれた、数奇屋づくりの建物です。名前の由来は、唐代の詩の中の「水を掬すれば月手にあり」の一句から取ったものといわれています。園内の中心的な建物で、特に掬月の間から南湖を望む景観は、他に類を見ないすばらしい景観です。
根上り五葉松、将軍からもらった松だそうです。最初は盆栽だったそうですが、年月がたってここまで大きくなったとのこと。
古理兵衛九重塔といって焼き物だそうです。
偃月橋 えんげつきょう
園内の橋でも最も大きな橋です。弓張り月(半月)が湖面に影を映す姿から名付けられた、美しい反りが特徴の橋
浮島のこのつつじがハートの形をしていますよね。春になるとピンク色のツツジで満開になるそうです。
橋の上から前述の掬月亭が見えます。お殿様の目線でこの橋が見えるように設計されているとのこと。
吹き上げと言って、水はここからかつて湧いていて全ての水を賄っていたそうです。
かつてはその名のとおり湧水があったのですが、現在は、南側の2つの井戸から水を汲み上げており、園内の池の水をすべてここでまかなっています。この栗林公園のある場所は、もともと、河川の河床であったところで、伏流水が多く、この水は枯れたことがありません。
ここが庭園のクライマックス飛来峰です。ここからの眺めが一番美しいそうです。パンフレットなどにのっているのはこの写真ですね。
最後に鴨場を見ました。山の部分の隠れ家から餌を与えて鴨をおびき寄せる。あひると一緒におびき寄せるそうですが、ころあいをみて上から網をかぶせる仕組みだそうです。
- 香川県でうどん三昧 (めんたいワイド 2014年4月10日(木))
- 特別名勝 栗林公園 | 一歩一景を誇る大名庭園
住所:香川県高松市栗林町1丁目20−16