「悪いことはいいこと・・・」
管理人がよくつぶやく言葉の一つです。
これは、次に来るであろう「いいこと」は
たいていの場合、悪いことからスタートするという
管理人の人生経験から来ています。
大学受験に成功したり、
仕事でうまくいったり、
部活で、いい成績を修められたり・・・。
結果が報われたり、よかったと思えることは
たいていヒドイ経験、つらい経験からスタートしています。
また、残念ながら、努力をしたもののうまく行かなかったこともたくさんあります。
けれど、その上手く行かなかったことがあるからこそ、
その経験を生かして前に進んだり、違う道に行ったりすることができたりしています。
現状をありのままに、受け入れることがスタート
悪いことというのは、たいていの場合、こういうことだと思います。
「自分は悪くない。自分はベストを尽くしているのにも関わらず、
相手が、周りが、環境が、期待通りになってくれない・・・」
そんな時、まず人は怒り、悲しみます。
しかし、前に進むためには、こういった感情を一度忘れて、
何物にもとらわれずに素直に向き合うことが大事ですよね
とても難しいことですが。
たとえば、英語のテストで30点を取ったとします。
・あんなに勉強したのに。
・問題の作り方がまずい。
・採点が公平じゃない。
しかし、一度心を静めて、感情抜きに冷静に受け入れれば、
・文法で点が取れていないので、もう一度見直す
・授業の中で、テストに出しやすいポイントは、どこか?など、対策がいくつか浮かんできます。
それらを一つ一つ実行していくことで、点数は上がっていくでしょう。
実行していく中で大切なのは、できなかったことに目を向けるのではなく、
できたことに目を向けることが大事だと思います。
撤退という戦略もあり
それでも、どうしても点数が上がらずにやる気がでないという場合、
思い切って、その分野から撤退するというのもありだと思います。
英語はできなかったけど、数学、音楽は得意なのでこの分野で頑張ろう。
人を励ましたり、まとめたりするのが好きなので、コーチとか
リーダーになってみたい。など
それになりに努力して、考えつくした結果なら
あえて撤退というのも、前向きな戦略の一つだと思います。
怒らないのではなく、怒ってから自分の中で処理をする
最近、怒らない・・・という本が話題になっていますが、
怒らないことって、自分にはできません。
むしろ、一度、怒ってから自分の頭で処理をする・・・
というほうがしっくりくる気がします。
たとえば、小さな子に誤って水をかけられたとしても、
あなたは怒らないと思いますが、
1)なんで、水をかけるんだ!(怒)
2)あ、、、こんな小さな子で分別がつかないんだな
3)お母さんも謝ってくれているし、自分も小さいときは、こんなことがあったかもしれないな
4)まっいいか。。。小さな子のそばにいる時は、これから気を付けよう
0.1秒ほどで、頭の中でこんな処理が行われて、
怒る気持ちがなくなっていると思います。
怒りの感情が起こるのは、その問題があなたに処理できないから
こう考えるとわかること。。。
それは、怒るという感情が起こるのは、その問題があなた中で処理できないから。
あるいは、あなたには手におえない問題だからと言えると思います。
あなたが処理できるし、受け入れられる問題。
あなたのアイデアや英知でかわすことができる問題ならば怒る必要がありません。
悪いことは人を謙虚にし、そして前向きにさせる
そう考えると、悪いことや怒りの感情というのは、
本当の意味での悪いことでなく、
「ほら、もう少し素直な心で世の中を見て、自分の世界を広げてごらん。
この問題を乗り越えたとき、あなたはもっと大きく成長できているよ」
そう言われているような気がします。
世の中には、信じられないほどの悪いことや問題がたくさんあります。
新聞やテレビを見ていると、
「これは自分にはとても処理できない・・・大きすぎる問題だ」と思うことがあります。
・・・それでも、自分のできる範囲かもしれないけど、
「悪いことはいいことだ」と考えていきたいんです。