熊本市、珈琲アローに行ってみた

熊本市に、かねてから行ってみたいと思っていた喫茶店がありました。それが、今日ご紹介する「珈琲アロー」。

記事下に地図リンク、付近の飲食店情報を掲載しています

コーヒー一本のメニューで勝負するお店

このお店、メニューはコーヒー１本のみ。ケーキとか紅茶はなし。カウンターのみの小さなお店ですが５０年以上、熊本のこの地で営業されているんです。しかも、我々が知る「コーヒー」とはだいぶ違う。。。そんな話を聞いて一度行ってみたいと思っていたんです。

銀杏通り

熊本市街の繁華街には、それぞれ通りに名前がついています。アローがあるのは銀杏通り。熊本ラーメンの桂花とか、スザンヌさんのお母様がされているキャサリンズバーの裏の通りです。

これがアロー。完全に飲み屋街の通りの中にあるんですね。

体がきれいになるような不思議なコーヒー

管理人が入った時は昼下がり。お客さんは、管理人だけでした。

「福岡から来たんです」
「あー、そうですか。県外のお客さんも多いんですよ」

・・・そんなお話をご主人としました。東京からのお客さんが本当に多いそうです。そうこうしていると、どんどんお客さんが見えましたが。

珈琲を入れている時のご主人に話しかけてはいけません。豆をセットして、長年使い込んだポットを持つと息を止めてコーヒーにじっくりとお湯をそそいでいるようです。柔和な感じのご主人ですが、この時は、殺気と言うかオーラがあるように感じます。

珈琲と言えば黒い飲み物と、誰もが（管理人も）想像しますが、お店のコーヒー豆は焙煎が浅い or　ほぼ焙煎していないと思われます。コーヒーはこれでなくちゃ。というのがご主人の哲学のようです。

ちょっと琥珀色の透明度のあるコーヒーは、確かにいつも飲んでいる珈琲とは全然別物でした。でも、何だが味わい深い。体がきれいになっていく。。。なんだか、そんな感じのする飲み物です。

三島 由紀夫さんのお話

作家の三島由紀夫さんも、お店に来られたそうです。最初は、「珈琲やら、おれは好かんから飲まん」とおっしゃっていたそうですが、一杯飲んで気に入って、熊本滞在中や再び熊本に来られてから何度もお見えになったそうです。

あんまり怖いと言う感じはなかった。見た感じは普通だったよ。と他のお客さんとの会話でおっしゃっていました。

ちょっと、時が止まったような錯覚を覚えるお店の雰囲気と、このコーヒーを味わいに、あなたもお店に立ち寄られてはいかが？

• ももち浜ストア 2012年6月13日の放送内容 – ももち浜ストア公式ホームページ ／TNC　テレビ西日本
• 珈琲アロー(銀座通り/その他グルメ) | ホットペッパーグルメ
• 珈琲アロー(熊本市/カフェ) - Retty
• 珈琲アロー （こーひーあろー） - 熊本城前/コーヒー専門店 食べログ

住所：熊本県熊本市中央区花畑町10-10