水郷柳川の観光の目玉、川下りの船に乗船してみました。お堀から街を見渡すのんびりとした時間。とても良かったです。
記事下に地図リンク、付近の飲食店情報を掲載しています
川下りの会社は5社くらい
柳川市観光協会 – お堀めぐりのホームページで見ると、柳川には5社ほど川下りの船を出している会社さんがあるようです。
管理人は、宿泊していたホテルにお願いして手配してもらいました。(1人1600円)水郷柳川観光株式会社さんの案内。ホテルのロビーまで、乗り合いタクシーで迎えに来てもらって、記事末の地図の「松月乗船場」まで向かいます。
待合所の様子。ここ(松月乗船場、記事下の地図もここにリンクしています)で、時間帯が一緒になって乗船する人と一緒に待ちます。地図でコースを確認(水郷柳川観光株式会社、川下りコース案内)。乗船場は西鉄柳川駅からすぐ近くなんですね。 駅から船に乗って観光地沖の端地区まで行ってバスで帰るというのが定番のコースのようです。
時間になるとアナウンスがあり黄色のチケットを船頭さんに渡します。日よけ用の編み笠はレンタル料100円。帽子を持って行くのもいいかも。水、ビールなどは持ち込みもできますし、後で出てきますが途中にも売ってます。
乗船の時、ちょこっと船が揺れますので、船頭さんの指示にしたがってゆっくりと前に詰めて乗りましょう。船を出す前に、船頭さんが注意を教えてくれます。
- お堀の深さは大人の膝くらいまで、万が一落ちても立ち上がれますので落ち着いて
- お堀や橋の壁と船の間で指を挟まないように
この2つが主だったと思います。お堀の深さが膝くらい。深い所でも腰くらいまでだそうで、これは意外でした。あと、船の縁に手を置いて指を挟んで怪我しないように十分気を付けてくださいとのこと。
船頭さんの説明は興味深い
管理人は福岡県人ですが、柳川については知識ゼロに近いです。船頭さんは下りながら周りの様子、柳川のことなど上手に説明されますので聞いてて楽しいです。管理人が行ったのは9月初旬。日差しはちょっと暑かったけど、川辺は風が吹き抜けて比較的過ごしやすい感じでした。
こんな感じで橋をくぐって行きます。場所によってはぐっとかがみこまないと頭を打つところもありますので注意。また潮の満ち引きによっても水位が全然違うそうで、この時はどちらかと言えば低い方だったとのこと。
九州歴史資料館の柳川分館とのこと。
小学校だそうです。きれいですね。船頭さんの子供のころはお堀で魚を取ったり泳いだりしていたそうです。柳川では水を怖がる子はいないとのこと。
ここから柳川城内に入っていきます。
こうやって逆行する船に会うこともあります。乗り場によって、バスツアーなどのお客様はコースが違うこともあります。船頭さん同士声をかけあっていました。
各家からこんな階段が出てきます。昔、お堀の水は飲用水であり生活用水であったそうです。今ではちょっと考えられないけど。。。洗濯したり、お米を研いだり野菜を洗ったりという光景があったんですね。
途中、こんな船着き場や船だけ置いてあるところもあります。
合鴨、アオサギ、亀、へび。こんな動物はよく見るそうです。
新しく作った家でも景観に考慮して壁などを工夫されてるんですね。
これは昔建てられた建物。今は堀ぎりぎりまで建物を建てることはできないそうです。窓から釣りができるのがいいよねなんて話も。
海苔の倉庫だそうです。山本山、白子海苔。。。さまざまな有名どころの海苔もあるんですよとのこと。
ここは観光写真をとるところ。例の戻ったら写真が仕上がってますという場所ですね。
お堀の縁にあったのは「さるすべり」田んぼの持ち主さんが植えてくださったそうです。
左に見える、ちょうちん?みたいなのは夜川下りのライトアップ用だそうです。夜もいいですよ。ぜひ、どうぞとのこと。
この橋はちょっと低かった。軽く要注意。
この船はお堀の清掃用の船。堀内で唯一エンジンを積んで走ることを許されている船。
売店が見えてきました。その前の石碑はウナギの供養碑。放流しているそうで、お堀にも鰻がいるそうです。
売店は声をかけると船をつけてくれます。抹茶、バニラアイス、甘酒、お酒などいろいろありますね。船のコースは1時間くらいあります。最初に飲むとトイレに行きたくなるので、途中で買って飲むのも一興かも
ここは、結婚式で花嫁さんを運ぶときスタートになるところとの説明でした。段差がいろいろあるのは、さまざまな潮位の時にちょうどいい乗り場を選ぶためだそうです。
これは柳川高校の寮とのこと。当時の柳川高校はテニスのレベルがダントツの全国トップで、松岡修造さんもわざわざ編入入学されて腕を磨いたそうです。当時から礼儀正しい青年だったとのこと。
田中吉宗公、柳川城の最初の掘割をされた方とのこと。関ヶ原の戦いで敵将石田三成公を見つけたとの功績で家康公から柳川を領地にもらったんですね。
これは川魚を取るための施設ですが観光用、および地元の子供たちの体験施設だそうです。実際の漁の網は網目がもっと細かいそうです。
まちぼうけの像。北原白秋のにちなんで。待ちぼうけ – Wikipedia
この家にはカヌーと言うかボートがありますが、お堀はモーター付きでなければ、誰でもボートを浮かべて楽しむことができるそうです。釣りやカヌーの趣味がある人にとっては、ここは素晴らしいところだよとおっしゃっていました。
立派な家の2階には「さげもん」が飾ってあります。
こちらの船のほうが軽かった(お客さんが少なかった)ので、先に行かせていました。
橋の下のロープは船頭さんが船をコントロールするためのもの。竿を使えないので。ちなみに、帰りにバスに乗る方はこの橋の近くのバス停から西鉄柳川駅に向かうのが便利です。
古着屋、西海岸。落ちた時は重宝しますよと教えてくれました。
この後、御花の周りをぐるっと回ってコースは終了。ここで降りることもできます。けれども船頭さんは、ぜひ乗ってくださいと言われます。というのも、この最後のコースが一番きれいでクライマックスになるからとのこと。
かんぽの宿です。一番上の展望露天風呂から、こちらを見ているお客さんが多いとのこと。ただし、湯船につかったほうがいいですよとのこと。意外に船から見えるそうです。
これは御花の船着き場と施設への橋。この橋は無料でだれでも渡ることができます。地元の中学生が通学に使ったりしています。
御花内の対月館。ここで食事された方も多いのでは?
柳川で一番老舗のうなぎ屋さん、本吉屋さん。昼食はここで頂きました。
立花家資料館、売店裏の様子。
沖端橋(おきのはたばし)をくぐってゴールになります。
本当に体験してよかったです。いろんなことが学べたし、川を下るのって気持ちがいいです。冬はこたつなんかもあるし、また季節によった楽しみ方ができそうです。
柳川・みやまのおすすめスポット
福岡と言えば、最近はグルメがいいとメディアで盛んに言われますが、昔は水郷柳川で船に乗って、うなぎのせいろ蒸しを食べて、北原白秋記念館に行くという観光客のほうが多かったのでは、と思います。 管理人も実際に行ってみて、各スポ…
住所:福岡県柳川市三橋町下百町1-6