博多祇園山笠、見に行きました。テレビではよく見ますが、実際に見に行くのは学生時代以来。。。

記事下に地図リンク、付近の飲食店情報を掲載しています


山が動くのは10日から

博多祇園山笠は7月1日からスタート。15日早朝で終わります。2週間ありますが、「ヤマ」と呼ばれる、一般的に神輿が動くのは10日~15日なので、観光で見に来るならこの間が一般的です。

一番有名なのは、最終日の追い山。櫛田神社に勢いよく入ってきて、目印の竹棒をくるっと回る。そして一番山のみ、一度止まり「祝いめでた」を歌う。テレビなどで紹介されるのはこのシーンです。

追い山は人混みがすごい。桟敷席の券を持っていなければ、櫛田神社の山笠を見ることは、まず不可能です。櫛田を出た山笠は博多の街を巡って石村萬盛堂横の廻り止めでゴール。結構、長いルートなので、どこかで見ることはできますがスピードが速くて、あっという間に目の前を通り過ぎます。

今回は初日の流舁きを見ることにしました。まさにヤマが初めて動く瞬間と言うか、いよいよ祭りが始まるところを見たかったんです。

参考

コースを確認、山小屋(ヤマが置いてある場所に行く)

初日の流舁きを見る場合、上記にもある公式ページから各流れのコースと時間を把握しておくのは必須です。公式ページにも書いてありますが、最初に山小屋(ヤマが置いてある場所)に行くのがおすすめです。

中洲流れ

中洲流れが16:00スタートと一番早かったので、まずはそこへ。博多祇園山笠公式ホームページ|コースマップを確認すると、中洲のど真ん中なんですね。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

山笠の場所について思ったのは、人が少ない。。。台上がりと呼ばれる方と赤手ぬぐいの人が少しだけ。これでは重い山がかつげないし、ちょっとさみしい印象。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

ここからがある種の演出です。担ぎ手は約30分くらい前から、各グループ(中洲何丁目など)に分かれて、きちんと整列し「おっしょい、おっしょい」という掛け声で駆け足で山までやってきます。

そして、鉢巻をとって、肩にかけて一礼。博多手一本。「よーお、パンパン。もひとつ、パンパン、よーさん、パパンパン」(参考:独特な福岡の手締め「博多手一本」 起源を探った  :日本経済新聞)また、一礼して山笠の裏に周ってもう一度やります。

次々に各グループがやってくるので、スタート16:00の前の山の近くは、担ぎ手の男衆であふれかえっている状態です。まさに、山に馳せ参じて来る感じ。見てる方も、かつぐほうも、そして山の神様も(おそらく)。いよいよ始まるんだ!という気持ちが高ぶってきます。

博多祇園山笠、初日の流舁き

博多大吉さんと、千鳥(ノブさん、大吾さん)のお二人。おそらく、華丸・大吉のなんしようと?のロケでしょう。後で、写真を見て気が付いたんですが、小松政夫さんもいらっしゃいました。小松さんは、櫛田神社のすぐ近くのご出身なので、何度も山を担がれているベテランです。

博多祇園山笠、初日の流舁き

こんな可愛らしい子もいます。子供の担ぎ手もいるんです。もちろん、お手伝いという感じで、後ろから押したり、拍手したりできることをやり、危ないことは大人がやります。こうやって背中を見て、祭りが継承されていくんですね。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

スタートの10分前くらいから、ピンとした空気になります。走る道に水がまかれ、担ぎ手にも、舁き縄にも人にも棒にも水がまかれます。そして、走るコースには人が立ちます。交通整理をする人、若い衆に支持する人、子供の世話をする人など、それぞれがそれぞれの役割で、山を支えます。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

5分前、3分前、1分前。。。とだんだん静まり返って、いよいよという雰囲気が出たのちに、イヤーッ!という響きでスタート。目の前をあっという間に過ぎて行きました。

西流

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

西流の山小屋は、人の住まいやビルなどの中にある、まさに街中にあるんですね。期間中、ここは車のみ通行止めになるみたいです。どの山を見るのがおすすめか?と聞かれたら、管理人は、この西流を見ることをおすすめします。櫛田神社にも近いです。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

男衆が集まって、次々と人が来る様子は、先ほどの中洲流れと同じ。昔から、疑問に思ってたんですが、西流の水法被(ヤマを担ぐ時のユニフォーム)の背中は「西」ではなく、「冷泉」「奈」「店」など様々な人がいます。なぜバラバラなのか疑問だったんですが、この初日の流舁きを見て理由が分かりました。西流という大きな流れを担ぐけど、それぞれの地区のグループがあって、「奈」は奈良屋町、「店」は店屋町とそれぞれの地区の法被を着るんですね。東流や中洲流は、統一されているけど、それぞれの流れのスタイルなんですね。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

西流では、5分前、1分前という合図とともに太鼓が鳴らされます。ピンと張りつめた雰囲気は同じ。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

スタートしたら、あっという間にいなくなるのはここも同じ。

東流

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

最後は東流。流舁きが始まりましたという時、よくテレビに出るのはこの山だと思います。呉服町の駅のすぐそば、博多駅からサンパレスや国際会議場までまっすぐのびる大きな道、大博通り沿いに山小屋があります。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

先ほどの西流が対向車線を北に走って行きます。

博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き
博多祇園山笠、初日の流舁き

走り出す前の緊張感は同じ。この東流れは大通りに面しているので交通を止めるのに特に気を使って走らないといけません。どの流れも女性のファンが多いですね。カッコイイと言う声をあちこちで聞きました。

ヤマが走るのを見て、あー今年も夏が来たなと福岡市民は感じます。

宿泊していたホテル

福岡よかとこ旅行券事業のおかげで、ホテルに宿泊。ゆっくり、山笠を見ることができました。宿泊したのは「ホテルニューガイア博多」。櫛田神社正面門からすぐ近くで、山笠見物にはとても便利なホテルでおすすめです。姉妹サイト「ホテル予約はここから徒歩で」で後日体験記を掲載しますのでお楽しみに。

追記 2015/8/2

華丸大吉のなんしようとで、中洲流の様子が紹介されました。華丸さんがどうしていないのか?と思ってたら、山をかついでいたようです。さらに、赤手ぬぐいをして、台上がりもされていました。

華丸・大吉のなんしようと?[字]|これまでの放送内容|華丸・大吉のなんしようと? | TNCテレビ西日本(2015年7月31日(金))

小松政夫さんは、番組に出演されていたのではなく、偶然おられたようです。

博多祇園山笠、朝山を見に行きました。(2015年7月11日早朝)

初日の流舁きを見た次の日、早朝の朝山を見に行ってきました。 西流れの朝山へ 櫛田神社から近いというのもあるし、昨日見た中で一番気になった山。西流れの朝山に行ってみました。 LEDで明るく照らされた山はひときわ目立ちます。…

2015年07月14日