黒田官兵衛ゆかりの地を巡るという目的で、中津を訪問しました。その時に、ぜひ寄っておきたい和菓子屋さんがあったんです。黒田官兵衛家臣団の筆頭家老、栗山善助利安の末裔の方がされているお店。
記事下に地図リンク、付近の飲食店情報を掲載しています
濱田岳さん演じる、官兵衛の信任厚かった人物
栗山善助は、NHK大河ドラマ・軍師官兵衛では、濱田岳さんが演じておられます。官兵衛を支え、信頼も厚かった筆頭家老であり、豪傑・母里太兵衛とは官兵衛の命で義兄弟の契りを交し、かなり気難しかった母里太兵衛も栗山利安の言うことは、よく聞いたそうですね。
アクセス、中津城、お寺、福澤諭吉記念館見学の後で立ち寄る
地図は記事下に記載しています。中津駅から徒歩で１０分かからないくらいのところです。
これは、中津に宿泊したホテルでもらったパンフレットですが、駅から、合元寺などのお寺を巡り、福澤諭吉記念館、中津城と巡ると効率よく回れます。栗山堂の本店は、中津城からJR中津駅の帰りにありますので、ぜひ寄って行かれるのがおすすめです。
（商店街の中にもお店があります。参考：中津名物 外郎 本舗 栗山堂）
老舗の風格
店構えはこんな感じ。地元でずっと愛されてきた老舗という感じです。
賞状がいっぱい。ショーケースにはお菓子が並んでいます。
店内には、栗山利安の絵がありました。朝倉のお寺に原本があるそうで、連絡をしてコピーを取らせてもらったそうです。（追記 2014/9/27 後に分かったのですが、朝倉にある龍光山 円清寺さんだと思われます。）
美味しい！
持って帰ってホテルで頂きました。
これは外郎（ういろう）。１個６０円くらいだったと思いますが、めちゃめちゃ美味しい。モチモチとした食感がいいし、白の生姜がほんのり香る味も美味しいし、黒の黒糖を使ったものもなかなか乙です。家族へのおみやげも、すごく好評でした。
これは、おいもが入った石垣まんじゅうとよばれる蒸し饅頭。美味しいです。
兜（かぶと）もなかは、皮がパリッとして、中のあんこがゆず風味、甘さ控えめでこれも美味しい。官兵衛を意識した新商品のようです。
あと、もう一つ福翁最中というのもありました。本みたいな形の最中。こちらは、スタンダードなあんこを使っているとのこと。
中津に残った末裔の方々がいた
栗山利安はご存知のように、黒田家の重臣なので君主とともに福岡の地へ移動しています。しかし、この地に残った子孫もいらっしゃるとのこと。戦国の世の中の教訓から、何があるか分からないので、血を絶やさないようにするという考えからのようです。
お店のご主人と少しお話して教えていただきました。昔は、刀鍛冶などが本職で、お菓子は副業だったそうですが、時代の流れとともにお菓子のほうに力を入れるようになったとのこと。
最近は大河ドラマを見て来たという管理人のような人も多いようで、いろいろお話を聞かれるそうです。大河ドラマもチェックしているとおっしゃっていました。
中津に行かれた時は、ぜひ、あなたも行かれてみてください。
お取り寄せも対応されているとのことで、いただいたパンフレットの写真を掲載します。ホームページ（中津名物 外郎 本舗 栗山堂）と合わせてご覧ください。
住所：大分県中津市京町2丁目1521
