かつて、そして今も工業地帯であり近代日本の礎を築いた街北九州市。
その中心地、小倉の屋台はほかの地区とはちょっと違っていて変わっています。
今日は、そんな小倉の旦過市場近くの屋台で食事したお話。(記事末に地図を掲載しています)
旦過市場へまっすぐ
小倉で用事が済んで、夕食は決めていました。
屋台で食べる。宿泊したホテルのコンシェルジュに場所とマナーを聞いて知識を得ておきました。
小倉駅南口を出たところ、右に行くと京町商店街で、こちらへ向かいます。
昼間のお店は、軒並みシャッターが閉まって、居酒屋さんとか飲み屋さんとかが開いているので、
夜は、またちょっと違った表情を見せています。
管理人は今回寄りませんでしたが、このベツバラさんは
地元テレビでも、よく取り上げられる人気店。
夜遅くでも、スイーツが食べられるということで女性に大変人気があるそうです。
もう一つお店紹介。悪徳屋さん。ネーミングにインパクトがありますが、
すごく安くて美味しい焼肉屋さんです。
店主さんも、え、この人??というほど、お店の名前に似つかわしくない穏やかな感じの方。
名前を覚えてもらうために、あえて、こんな名前にしたそうです。
旦過市場、丸和前
京町、魚町の商店街を抜けると、この丸和さんの前に出てきます。
小倉の屋台は、ここに集中しているそうです。
旦過市場のほうは、この時間は真っ暗ですね。
ここは、ケンミンshowでも紹介されていた「はる屋」さん。原口あきまささんも行かれるそうです。
管理人が訪問したのは3月で、送迎会らしい団体さんが、わーっと入って行ってました。
博多、中洲、天神のように屋台の数は多くありません。4,5軒くらいだと思います。
こずえさん
管理人が行ったのは、「丸和前ラーメン」さんです。
基本的にお酒は飲まない
ホテルで教えてもらったのは、飲む場合はコンビニなどで買って持ち込むとのこと。
管理人はビールを近くのローソンで買って、持っていきました。
ちょっと驚いたんですが、丸和前ラーメンさんでは、誰もお酒を飲んでなくて、
飲んでるのは管理人一人だけでした。
元々、小倉の屋台ではお酒は出さない。逆に言えば、食事のみを楽しむ場所というのが当たり前のようです。
おはぎ
ありました。「おはぎ」。ケンミンshowなどでは、まずおはぎから売れて行くので、最初に注文とのことでしたが、
常連さんは、このお店で何を食べるかというのが決まっていて、慣れた様子で、おでんのタネとか、
ラーメンなどを注文されていました。
おはぎは普通に美味しい。やはり、ケンミンshowでは、甘さ控えめといっていましたが、
普通に美味しい甘さのおはぎだったと思います。
おでんは、すっごく美味しかったです。
管理人が注文したのは、牛筋種類の違う2本、揚げきんちゃく(中身野菜)、がんもどき。
ダシの味がじっくり沁みていて美味しい!!
本当にこれで焼酎を一杯のみたいくらい。
ラーメンも注文しました。
定番の豚骨ラーメンで、わりと脂が多いタイプ。
味は美味しいです。 替え玉はしませんでしたが、ネットで検索するとできるみたいですね。
郷に入らば郷に従う
お勘定を済ませて帰ろうとすると、
「これは、持って帰ってください」
と注意されました。
ラーメンのスープなんかも、本当は全部飲み干したほうがお店は助かるのかもしれません。
昔は、お酒を出してお客さん同士がもめた。
それから、お酒を出さなくなった。
その代わりに、おはぎを置いた。
・・・などの歴史を経て、地域に定着した屋台で地元の味。
あなたも、小倉に行かれた時は、郷に入らば郷に従うの精神で楽しんでいってください。
追記
ラーメンウォーカー福岡版に、丸和前ラーメンさんが紹介されていました。
ベーシックにおいしい福岡系のとんこつラーメン。
そんなお店。
追記 2013/9/4
昨日、福岡地元のテレビ「アサデス」で、小倉の屋台が営業をしていないと放送されていました。
警察の道路使用許可が下りていないとのこと。
聞くと、書類の不備のためだそうです。
ただ、60年近くずーっと同じように申請をしていて、突然の不許可で、
屋台営業のみなさんも困惑されているそうです。
文中でも紹介している「はる屋」さんだけは、魚町商店街のほうで営業されているみたいなので、
近く北九州で屋台をとお考えの方は、そちらをのぞいてみてください。
基本、営業していない。。。はる屋のみ 2015/7/22
先日、小倉祇園太鼓を見に行ったときに撮影した写真。はる屋さんのみ、魚町の中で営業されているみたい。小倉の街から屋台の灯が消えたようです。。。